あなたを買う理由

キスマイと横尾渉中心にいろいろ。盲目かつ分析厨につき、アイドルに対して批判ナシ。褒めて称えてひれ伏すスタイル。

他担さんにご紹介したい、Kis-My-Ft2の「藤北」とはなんなのか?

藤北とは、Kis-My-Ft2藤ヶ谷太輔くんと北山宏光くんを指す。2人はいわゆるシンメである。身近にキスマイファンが居る方なら、一度は「藤北」という単語を聞いたことがあるのではないだろうか?

キスマイファンの間には、藤北は概念みたいな非言語の世界観があるため、その意味合いについて詳しく説明されることはないと思う。けれどもそれでは他担さんには伝わらない!と思い立って、「藤北ってたまに聞くけど、ドコが好きなの?なにがそんなに特別なの?」という疑問を持つ他担さんに向けて、藤北が藤北となった簡単な経緯から、私の藤北に対する理解などを書き記しておきます。(そんな人がいたとしてこんな辺境のブログを見るかどうかはさておき)

とかなんとか言いつつやっぱり私が藤北論書きたいだけ。解釈違いの方もいらっしゃると思うのですがあくまで私個人の考えです。エピソードについては他で見て頂くとして、ここでは要素での分析を中心にしています。

 

「藤北」をなぜ特別視するのか?―歌割

理由として、藤ヶ谷くん・北山くんがメインボーカルであることが大きい。

キスマイは「格差」が何かと話題になるグループだが、かの有名なデビュー後の衣装格差(前列は白い衣装で、後列は黒い衣装を着ている、等)が生まれるよりもずっと前から、かなり極端な歌割格差が存在する。デビュー前の楽曲からずっと、AメロBメロのほとんどが、藤ヶ谷くんと北山くんに割り当てられているのだ。

恐らく年齢と歌唱技術を理由に始まった格差なのだと思うが、「2人メインボーカル+5人が後ろで踊り、サビは一緒に歌う」という形でファンに浸透したため、以降そのままになった。こうして偏った歌割に沿って踊り位置を定めたことで、デビュー前にしてキスマイは前後列が比較的固定されているグループとなる。前列2人・後列5人という「逆光GENJI」とでも言うような体制は、他にない独特の陣形だと思う。

その後、CDデビューに伴い、バラエティ等ではお馴染みの3:4体制(藤ヶ谷くん北山くん玉森くんが前列、千賀くん二階堂くん宮田くん横尾くんが後列)となる。衣装格差もこれに沿っているため、衣装格差時代の楽曲は踊り位置も3:4体制である。しかしよく見ると、3:4体制で踊っている曲も、歌割はかなりの部分が藤北に集中している。センターに立っている玉森くんにあまり歌割が無いことも多いのだ。

このように、踊り位置に関わらず、キスマイの楽曲の大部分が藤ヶ谷くん、北山くんの2人で歌われている。「格差」への批判はあるが、藤北メインボーカル制についてはキスマイのファンのほとんどが納得していると思う。キスマイは結成して10年以上経つが、そのうち9割方を藤北メインボーカル体制で活動してきているため、そこに敢えて不満を言う人は少ないのかもしれない。

 

キスマイの「センター」とは?―踊り位置

じゃあ、藤北ってキスマイのエースなの?と言われると、そうではない。デビュー後のメディア露出・主演作品で考えると、現在のエースは玉森くんであると思われる。メンバーが言うには、現在、玉森くんが最もファンが多いらしい。(デビュー前は極端に藤ヶ谷くん・北山くんにファンが集中していた。)

では「藤北」とはなんなのか?これは概念めいていて説明が難しいのだが、私がいま考えつく最も的確な表現は、「藤北=2人のセンター」である。(※ここでの「センター」は踊り位置のことであり、バラエティやトークの場面とは異なる。)

この一見矛盾する言葉を説明するためには、まず「センター」の語義確定から入らなければならない。通常、下図のように、グループのセンターとは先頭・前列・中心線上の立ち位置を指す。

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ほとんどのグループにおいて「センター」と言えば、この立ち位置に多く立つ人のこと指すだろう。ところがキスマイの場合、このすべてに当てはまる通常のセンターが不在になる陣形がある。それが上でも述べた、デビュー前のキスマイが多く採用していた2:5体制である。

踊り位置に関して、2:5(デビュー前)と3:4(デビュー後)のどちらを「本来のキスマイ」とするかは議論のある部分だろう。私の考えとしては、①衣装格差の解消に伴い、シングル曲でも2:5体制が増加したこと、②コンサートがセルフプロデュースになって以降、藤北のペア曲を毎年アルバムに収録していること、の二点から、キスマイ及びレコード会社は現在、藤ヶ谷くん北山くん/玉森くんでは差をつけて取り扱っていると判断。全体の総量・期間から考えても2:5体制のほうが多いため、ここではキスマイの象徴=2:5体制として話を進める。

もちろん楽曲によって変化はあるものの、前述の通り、パフォーマンス上においてキスマイの象徴的な陣形は2:5、つまり下図のような形である。(トークやバラエティ、テレビにおいてはお馴染みの3:4体制が多い。あくまでパフォーマンスの上でのもの。)この陣形だと、中心線と最前列の交点に誰もいない

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センター性を「前列であること」と「中心であること」のどちらに比重を置くかはケースバイケースだと思う。キスマイの場合、「歌割が圧倒的に多い」ことを考えると、前列且つ歌割が多い1・2=藤北がセンターと言えるのではないだろうか。

こうした状況から、キスマイファンにとって「藤北」は、他のグループで言う「センター」に対するのに近い感情があるように思う。しかも2人であることから、「センターにしてシンメである」という、矛盾するような事象が共存する。こうした特殊な状況が、キスマイファンが「藤北」を特別視する理由として大きい。

ジャニオタの使う「シンメ」という言葉を説明するのは難しいが、強いて言うならば、「反対側で同じ位置にいる、この世でただ1人の相手」、というような意味合いが込められている。するとシンメという関係の重要性は、立ち位置が重要あるいは複雑になるほど高いと言えるのではないだろうか?藤北というシンメが面白いのは、彼らがセンター性を持つからだと私は思う。

「別に藤北ってセンターじゃなくない?」という声もあるかもしれないので補足。デビュー後のキスマイは、少し前までのJUMPの山田涼介くんのような「固定センター」ではなく、例えるならWESTの重岡くんのような「象徴センター」で、実際にセンターに立つ人はフォーメーションによって都度変化する。あくまで象徴的なということです。ちなみにデビュー前は藤北が完全固定センターでした。

 

シンメとしての「藤北」―2人の関係性①パフォーマンスにおいて

さて、そんなキスマイの最重要パーツを担う「藤北」シンメであるが、ここでひとつ重要なのは、彼らが「不揃いなシンメトリーである」ことだ。シンメの条件として、背格好が近いほうが良いと考える人もいるなか、彼らは挙げればキリがないほど似ていない。

身長差8センチ(公称。もっと差が大きく見える。)、藤ヶ谷くんはくびれがあるほど華奢な体型で、北山くんは筋肉質で体格のいいタイプ。藤ヶ谷くんはシュッと顎が細く、切れ長で奥目なので一見すると人相が悪いほど眼光が鋭い。いっぽう北山くんは目がくりっとした童顔で、愛嬌がありよく齧歯類に例えられる。一見すると、彼らは真逆だ。

そんな2人が並んでシンメダンスをするわけだが、これは一見に如かずなので、一度どこかで見てみてほしい。彼らは確かにシンメだ。ひとたび踊ると体格差はあまり感じない。大抵の場合ダンスはかなり揃っている。形以上に、奇妙なほど息がぴったり合っている。藤北のダンスを見ると、彼らは個々を見るのではなくて、2人セットでひとつのパフォーマンスと見るのが正しいのだとさえ思う。

しかし、ジャニーズの群舞とはまた違う個性も感じる。そもそも身体の大きさが違うので、同じに見えるためには違う動きをしなくてはならない。ダンスにもそれぞれクセがある。それなのに、彼らは「藤北」というひとつのモノだと感じられる。そしてそこにはアイドルと呼ぶには似つかわしくないほどの迫力があるのだ。

では、2人の歌声はどうだろう?それぞれに聴くと、藤ヶ谷くんはよく響く透明感の高い歌声で、北山くんはハスキーで色気のある歌声。これも2人でかなり違う声に思える。しかし2人一緒に歌うと、溶け合ってひとつの音楽になる。恐らくアタック・リリースの処理や発音の仕方が似ているのだと思うが、音域によっては、2人の声がほとんど聞き分けられない時がある。

こうした藤北の「似てないようで似てる、似てるようで似てない」部分については、本人たちも「似てないところが多いほうがいいかな」と発言している。彼らを見ていると漫画のキャラクターのように、誰かが人為的に、敢えて真逆に、そしてそっくりに誂えたみたいだと思う。

ちなみに藤ヶ谷くんは昔、今ほど歌が上手くなかった。北山くんは以前、今よりも音域が高かった。高校生くらいの藤ヶ谷くんは三枚目キャラだったのが、当時圧倒的センターだった北山くんが今はその役割でバラエティに出演している。こうした経緯・変遷を経て尚、彼らは少なくとも、現在遡ることが出来るいつの時点を切り取っても、絶対に似ていなくて、とても似ている。

どういうカラクリでそのように作っているのかとあれこれ考察したのだが、最近になって2人はプリキュアという結論に達した。2人はプリキュアなので、彼らは大きく意識せずとも比較的自然に、釣り合いが取れる。そして彼らは本質的に、プリキュアという同じひとつのモノなのだ。(わかりやすくプリキュアに例えましたが、よりわかんねーよと思った方はプリキュア→藤北に置き換えてお読みください。)

 

メンバーとしての「藤北」―2人の関係性②人間関係

解釈の余地・余白が多すぎるため、2人の関係はハッキリ言えば「よくわからない」と言うのが正しい。自由解釈によってあらゆる見方が出来るので、不仲説からBL説まで出てしまうのだが、実際他のどのグループ、どのシンメにもない奇妙な関係だと思う。

シンメとしては、向かい合うのではなく「背中合わせ」タイプである。お互いに決して目を合わせようとしない。少なくともカメラのあるところでは言葉を交わさず、互いの言動に対してコメントすることすら少ない。キスマイではオフの日にメンバー同士で遊ぶという話はとても多いが、藤北だけは互いのプライベートは一切知らないと公言している。そのため個人的なエピソードはとても少ない。

だが前述の通り「2人のセンター」として、同じ重圧や責任を背負って戦ってきた経緯は確かであると思う。2人とも結構強そうな顔をしているが、精神的には案外脆い部分もあるため、どこかで心理的に支え合ってきた部分があるのだろうし、言葉を交わさずとも、暗黙のうちに通じる信頼があるのだと思う。

不思議なのは、2人がファンやカメラの前で話したり、関わらなければならない場面になると「そわそわ」することだ。2人で話したりしているところを人に見られるのが照れるらしい。いや、人目に対して照れているのか、お互いに照れてるのかは判断がつかない。静かにボソボソと会話を交わしては、居心地悪そうに(でも満更でもなさそうに)している。

一方で「氷河期」と呼ばれる、藤北が互いの言動に一切の興味関心を示さず、相手に不満を持っている(ように見える)時期が、現在までに2度ほどある。これがなんだったのか私にも未だにわからないが、2016年現在、2人の関係はかなり柔和したようだ。何か特に衝突や解決があったようには思えないのだが、北山くんの30歳の誕生日を藤ヶ谷くんがコンサートにて祝ったことが雪解けの大きなきっかけだったのかもしれない。そうだとすれば、そんなことでいいのか。なにか不満はないのか。よくわからない。

ところで、最近友人から、三代目J Soul Brothersツインボーカルの2人でも同様の現象(そわそわ・氷河期)が確認されるという情報を聞いた。もしかしたらツインボーカルあるあるなのかもしれない

氷河期のさなかでも、よく観察すると、藤ヶ谷くんは北山くんをよく見ているし、北山くんは藤ヶ谷くんをよく見ている。そして視線に気付いた相手がそちらを見ると、必ず目が合わないように目を逸らすのである。これが一体なんなのか、真相は2人のみが知る。

このシンメの微妙な関係に、ファンがあれこれ想像を膨らませるのである。藤ヶ谷くんいわく「2人とも計算高い」らしいので、まんまと踊らされているわけだ。

ちなみに私は、2人はプリキュアなので、わざわざ相手と仲良くなったり、日常会話したりする必要はなく、彼らは最初からシンメとして誂えられているのだと考えている。彼らは本質的には同じひとつのモノなんだろう。たぶん。

 

結論

藤北とはキスマイの歌声である。センターにしてシンメである。2人はプリキュアである。

 

おまけ・横尾担から見る藤北

藤ヶ谷くんと北山くんは画面上ほとんど関わりませんが、横尾くんというフィルターを通すと、2人ともしょっちゅう寄ってきます。藤ヶ谷くんは「わた♡」と女子高生みたいな顔して駆け寄ってくるし、北山くんは「よこーさーん!」とその童顔で甘えに来ます。どっちもかわいい。藤北やってる時とはえらいキャラ違うじゃねーかとなります。

横尾さんは2人を甘やかしたり遊んだり比較的平等に扱っているようで、どちらが来ても嬉しそうです。ただし横尾さんは「藤北」を特別視しています。時折嫉妬するようなそぶりも見せますが、基本的には割って入れない関係と思っているようです。

横尾さんには昔やさぐれていた時代があり、「あの頃の横尾渉を好きな人は誰もいなかった(藤ヶ谷くん談)」らしいのですが、いっぽうで「昔横尾さんと一緒によく遊んでた(北山くん談)」といいます。このあたりちょっと不思議ですね。

藤ヶ谷くんと北山くんは片方が横尾さんの近くにいると決して寄って行きません。横尾さんに呼ばれれば近寄りますが、その際にも藤ヶ谷くんと北山くんは目を合わせず、2人とも横尾さんに向かって笑いかけます。そうですここは奇妙で歪んだ三角関係なんですなんという沼!!!!

 

藤北の関係もパフォーマンスもマジでおいしいので、もしこれを見てちょっとでも興味の沸いた方がいらっしゃいましたらぜひなにか映像を見てみて欲しい。テレビでは伝わらない藤北を中心に書いたつもりです。とりあえず「藤北」で検索したらいろいろ出てくると思います皆さん藤北をどうぞよろしくお願いいたします!!!!